ド素人が手組みホイールに挑戦 その2
パーツ選びも終わり注文したパーツが届きました。つい勢いでフロントホイールを組んでしまいました。フロントハブはフレーム外です。
もう組んじゃったけど今回は必要な道具について書いていこうかと思います。
ホイール組に必要な道具
何かしら工夫をすればあるもので振れ取りもセンター出しも可能です。裏返したバイクのフォークで振れ取りもその一つです。今回は普通に道具を揃えようと思います。
-
振れ取り台
-
センターゲージ
-
スポークレンチ(ニップル回し)
-
爪楊枝
-
テンションメーター
-
ラスペネなどの薄口オイル
こんなところでしょうか。
ちなみに必須なのはスポークレンチだけで、あとは無くても組めます。作業効率を考えると道具を揃えるのがおすすめです。
それではパーツに続き道具も選んでいこうと思います。
振れ取り台
ホーザン、Parktool、ミノウラ。だいたいこの中のものから選ぶことが多いと思います。価格的、重さ的に大中小です。私の場合は価格的にミノウラしか選べません。
最近ではParktoolのTS2.2のコピーモデルをよく見ます。PWTの振れ取り台もその一つです。
構造はほぼParktoolと同じです。値段は半分以下、ミノウラのものとほぼ同じ価格帯。構造的に頑丈なのは間違いなさそうです。スルーアクスルにも対応できるアタッチメント付きです。ネットの評判を見ても悪くなさそうですしこれにしました。
Parktoolと同じ構造故に同じ欠点というか仕様がありまして、後に組むときになって気づきました。問題ないレベルだと思います。「オートセンタリング機能」というものなんですが、組むときの記事で触れようかと思います。
センターゲージ
センターゲージはホイールのセンター出しをするのに必要です。振れを取っているうちにある程度はセンターを出すことは出来ます。ぴったりセンターを目指すと必要になってくると思います。
本来テンションメーターやセンターゲージは精度を求めるべきですが、精度に伴って価格も上がっていきます。ホーザンのが欲しいところですが、今回はこれもPWTで揃えることにします。
ゲージを使わず糸を使ってセンターを出す方法もあります。若干の手間はありますが、安く手軽に十分な精度を出すことが出来ます。
スポークレンチ
スポークレンチは定番のパークツールにしました。ニップルの形状・サイズに合わせてSW-0からSW-5まであります。
今回はDTスイスの2mmアルミニップルにしたので、黒色のSW-0を使います。十分な精度かつ価格も1000円程度と安いです。
爪楊枝
スポーク穴にニップルを入れる時に使用します。組み始めはスポークをリムの外に引き出せるのでそのままニップルを付けられます。しかし段々とスポーク長に余裕が無くなってそれが難しくなってきます。
ここで横着すると高確率でリム内にニップルを落とします。実際私は数回やりました。落ちたニップルを取り出すのも結構面倒です。とにかく振り回してリム穴から落とします。
一応サピムなどからニップルを保持するためのツールも出ています。まあ爪楊枝で十分でしょう。
テンションメーター
慣れた方の中にはテンションメーターは必要ないという人もいます。感覚でテンションを測るそうです。にぎにぎしたりスポークを弾いて音で判断したり。
私は結構お世話になりました。取り敢えず全体のテンションを整えることは出来ますので。ただし本気で精度を出そうとすると、おそらくこの中で一番お金のかかる道具になると思います。定期的な校正も必要です。
のむラボさんの記事がすごいです。メーター同士で校正したり、オリジナルの換算表を作ったり。私みたいな素人が真似することではなさそうです。
スポークテンションメーターと第3のスポークテンション - のむラボ日記
DTスイスやホーザンの精度は文句ないでしょうし、校正サービスもあります。しかしこれも価格的に手が出ないのでやはりPWTです。これもParktoolのパク…。少し使い勝手の面で思うところもあり、そこまで価格差はないのでParktoolのTM-1のがいいかもしれないです。
振れ取り台・テンションメーター・センターゲージ、主要な道具は全てPWTで揃えることになりました。中国製だと思っていましたが台湾製でした。
ラスペネなどの薄口オイル
振れ取りを始めテンションを上げていくと、ニップルに負荷がかかり始めます。段々ニップルを回しづらくなってきます。
そこでオイルをニップルに挿します。先にニップルにオイルをまぶす方もいます。
組むときにだけ必要なので、粘度は必要ありません。すぐ乾き、使ったあとに残らないほうが都合がいいです。完成後はアルコールで拭き取ります。
そこでラスペネなどのサラサラオイルを使います。私はAZオイルのKM-001を使いました。オイラーに小分けして普段チェーンの注油にも使っています。今回は更に狭所用オイラーに小分けして使います。
今回はほとんどPWTで買いましたので2万円程度で揃えることが出来ました。
振れ取り台用のセンタリング校正ゲージも買いましたが、ほとんど使いませんでした。これは必要ないと思います。
それぞれの道具の使い勝手は組みながら書いていこうかと思います。